妄想限界  薫×芳人62
オリジナルBL小説でございます。 同性愛の内容全開です。 不快になられる方はご覧にならないようお願いいたします。
妄想限界 
薫×芳人62
2007-11-30-Fri  CATEGORY: 長編
せっかくカオちゃんとのデートなのに、外を歩いていたら熱中症になりそうで、ひんやりとエアコンの効いたカフェに飛び込んだ。
「ほら、芳人。・・・外せよ。」
「・・・うん。」
相変わらず、外出する時はサングラスが欠かせない僕のこと・・・・・。
カオちゃんは、いつも黙って見過ごしてくれる。
僕は、他人に僕の顔を見られるのが嫌で・・・・・。
昔のトラウマだね、きっと。
カオちゃんはいつも、こんな風に、周りからあまり見えない所に僕を座らせてくれる。
それで、多分、きっと本当は僕には似合わないサングラスを、外すところを作ってくれるんだ。
ゆっくりめがねを外して、テーブルに置いたら、カオちゃんが優しく笑った。
「・・・・オレはいつも、芳人の顔を見ていたい。」
「え?」
「・・・めがねなんかないほうが、ずっといい。」
そして、僕の頬をちょっと辿った。
あ・・・・。
うん。
「・・・・・・いつか・・・・・・・。そうできたらいいな。」
長い時間がきっと必要だけど。
カオちゃんの望む僕に、いつかきっとなりたい。
「・・・・できる。・・・芳人は強い。」
カオちゃん・・・・・。
目頭が、じん・・・って熱くなった。
今までの僕の寂しさとか、悲しさを、カオちゃんはわかってくれているような気がしたんだ。
そして、いつまでも、それを埋められずにいることも。
だから、カオちゃんに、とっても甘えちゃうことを。
「・・・・・・ありがと、カオちゃん。・・・・・だいすき。」
カオちゃん。
僕のだいすきな、カオちゃん。
カオちゃんは、知らない間に、僕のことをこんなに優しく包んでくれているんだね。
本当に、カオちゃんは僕のどこを好きでいてくれるの?
「ねえ、カオちゃん。」
「ん?」
運ばれてきた水を一口飲んで、カオちゃんが僕を見た。
「あのね、カオちゃん。」
「何?」
「カオちゃんは、僕のどこが好き?」
「ぶっ!・・・・・じゃ、芳人は?」
「え?」
カオちゃんが、僕を見た。
僕をまっすぐ見るから、照れてきた・・・・・。
「オレのどこが好きなんだ?」
逆に、そう聞かれて、あわわ・・・って頭に血が上った。
どこ・・・って。
どこって・・・・・。
どこが好きか、って考え出すと、カオちゃんのこと、全部が好きで・・・・・。
嫌いなところがあるのかな、って考えたほうが早い気もして・・・・・。
でも・・・・。
嫌いなところも思いつかなくて。
つまり、えーーっと・・・・・・・。
「・・・・全部。・・・・・・・全部、だいすきだよ?」
カオちゃんを見た。
あー、顔、あついよう。
カオちゃんは、ふって笑うと、こう言った。
「オレも同じだ。・・・・芳人の全部を愛してる。」
うふっ・・・・・。
愛してる・・・・・・・?
僕のこと?
「・・・ありがと、カオちゃん。・・・・嬉しい。」
でも、とても恥ずかしくて、口元を手で覆った。
照れちゃって・・・・・にやけちゃって・・・・・・・。
カオちゃんから、愛してる、って言われるたんびに、すっごく嬉しくって・・・・・・。
「くっくっく。」
カオちゃんが僕を見て、楽しそうに笑う。
僕も、その笑顔に、楽しくなる。
これって、やっぱり、カオちゃんがだいすきだから?
ページトップへ コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
<< 2008/08 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -


余白 Copyright © 2005 妄想限界 . all rights reserved.