妄想限界  薫×芳人51
オリジナルBL小説でございます。 同性愛の内容全開です。 不快になられる方はご覧にならないようお願いいたします。
妄想限界 
薫×芳人51
2007-11-19-Mon  CATEGORY: 長編
嗚咽がもれないように、歯をかみしめて、首を横に振る。
誰だって、こんな僕は嫌だもん。
それは、十分にわかってるんだ・・・・・。
「芳人・・・・・。あのさ。」
カオちゃんの低い声。
僕の体を包むぬくもり。
「・・・・・知らなくて・・・・。いや、そんなことは言い訳だな。
・・・・なあ、芳人。」
カオちゃんの手が、僕の手を包む。
カオちゃんのあたたかさ・・・・・。
「・・・・ん?」
「オレはお前を支えたい。・・・・・オレは口が悪くて無愛想だから、よく聞いてくれ。」
そして、僕をカオちゃんのほうへ振り向かせると、僕を真正面から見つめた。
「・・・こんなに泣いて・・・・・。本と・・・・・・。」
カオちゃんは僕の涙をそっとぬぐってくれた。
「芳人。愛してる。・・・・ここで一緒に暮らそう。」
え・・・・?
カオちゃんから言われたことが、僕の想像と全く違っていて、一瞬ぼんやりしちゃった。
カオちゃんをただ見つめる・・・・・。
「もう離れたくない。・・・・・うんって言ってくれ・・・・・。」
カオちゃんの真面目な顔。
あ・・・・・・。
カオちゃん・・・・?
カオちゃん・・・・・・・・。カオちゃん・・・・・・・。
カオちゃんの言葉が、耳の中をこだましてる。
でもっ・・でもっ・・・・・。
「・・・カオちゃん・・・・何言ってるの・・・・?」
こんな僕に。
僕のこと、たった今聞いたところなのに。
「・・・・・芳人を一生好きでいるって言ったんだ。」
僕を・・・・?
一生・・・・・?ずっと・・・・・?
カオちゃんが・・・・・一緒にいてくれる・・・・・?
「あ・・・・・。」
頭の中がぐちゃぐちゃで・・・・・。
けれど・・・・心が、僕全部が、そうしたいと言ってる・・・・・・。
いつか・・・カオちゃんを好きになる前に、カオちゃんを求めたように・・・・・。
すべてが、カオちゃんに向いている・・・・・・。
「・・・・・・うんっ・・・・・。うん。・・うん・・・っ・・・・。うん・・・・・。」
頬を涙が伝う。
さっきとは違う、あったかい涙・・・・。
目の前のカオちゃん・・・・・。
「・・・よかった・・・・・。よかった!」
カオちゃんが、安心したように言って、僕をぎゅーって抱きしめた。
僕もカオちゃんにしがみついた。
絶対に絶対に僕からは離さない。
カオちゃんを、ずっとすきでいる・・・・・。
「芳人・・・絶対にしあわせにしてみせるからな!・・・・・ああ、さいこーな気分だ!」
「カオちゃん・・・っ・・・・。カオちゃん!」
きつく抱き合っていた手を緩めて、見つめあってキスした。
「すきっ・・・・すき・・・・・。」
キスの合間に気持ちが溢れ出す。
「ああ・・・ああ・・・・・・・。」
抱き合って、何度も何度もキスを繰り返した。
そして、しあわせな朝は僕らの上に、舞い降りてきたんだった・・・・・・・。
ページトップへ コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
<< 2008/08 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -


余白 Copyright © 2005 妄想限界 . all rights reserved.