「じゃな、芳人。」
「・・・うん・・・・。カオちゃん・・・・。」
「ん?」
玄関に立つ、カオちゃん。
帰っていくこの瞬間が、僕は何よりも嫌で・・・・・・。
「カオちゃん、泊まって行ってくれないの?」
どんなに遅くても、必ず帰ってしまうカオちゃん。
どうしてなのかな。
僕とは眠れないの?
カオちゃんは僕の顎に手をかけて、僕を上向かせると、言った。
「悪いな。・・・今度、必ずな。」
「・・・本当?」
「ああ。」
そうして、優しいキス。
いつでも、キスが優しいことは、僕を辛い気持ちにさせることもあるんだよ・・・・。
「カオちゃん・・・・。カオちゃんに連れてって欲しい・・・・。僕・・・・。」
「芳人。・・・・・いつか必ずな。」
「カオちゃん・・・・・。」
こんなにしつこく甘えるの、カオちゃんは嫌かもしれないのに。
気持ちが止まらない。
どうしても、カオちゃんと一緒にいたくって。
カオちゃんも、ちょっと辛そうに僕を見た。
「カオちゃん・・・・だいすきなの。・・・カオちゃんがだいすき。」
「うん・・・わかってる。・・・・じゃな、芳。」
「うん・・・・・・。」
カオちゃんにぎゅって抱きしめられて、すぐに離れた。
僕に、カオちゃんのあったかさがちょっとだけ移って、すぐに消える。
目の前で閉まる玄関。
つらくって、カオちゃんにいつまでもすがっちゃって・・・・・。
玄関を思い切り開けた。
廊下の向こうにカオちゃんの後姿。
「カオちゃん!ばいばい!」
カオちゃんは、手だけで返してくれる。
振り向かない、背中が辛くって、無意識に走り出した。
「カオちゃん!」
カオちゃんのところまで、廊下を走る。
びっくりしたカオちゃんに、抱きついた。
「芳・・・・・。お前、裸足で・・・・・。」
「カオちゃん・・・カオちゃん・・・・・。」
カオちゃんの困ったような声。
でも・・・僕・・・・・。
僕の足が地面につかないように、抱きしめていてくれるカオちゃん。
その頬を両手でつつんだ。
「・・・もう1回だけ、キスして?」
「ああ。」
カオちゃんの優しい顔。
それから、優しいキス。
「また来るから。」
「うん・・・・。ごめんなさい、カオちゃん・・・・。」
しつこくして。
困らせて。
でも、こんなに僕は・・・・カオちゃんを好きなんだ・・・・・。
「バカ。」
カオちゃんの声。
顔を上げたら、またキスしてくれた。
「謝るな。・・・・・ん?」
「うん・・・・・。」
「じゃな。」
「うん・・・・・。ばいばい、カオちゃん。」
「ああ。」
僕をそっと下ろして、カオちゃんは帰っていった。
僕は、しばらくその場から動けずにいた・・・・・。
「・・・うん・・・・。カオちゃん・・・・。」
「ん?」
玄関に立つ、カオちゃん。
帰っていくこの瞬間が、僕は何よりも嫌で・・・・・・。
「カオちゃん、泊まって行ってくれないの?」
どんなに遅くても、必ず帰ってしまうカオちゃん。
どうしてなのかな。
僕とは眠れないの?
カオちゃんは僕の顎に手をかけて、僕を上向かせると、言った。
「悪いな。・・・今度、必ずな。」
「・・・本当?」
「ああ。」
そうして、優しいキス。
いつでも、キスが優しいことは、僕を辛い気持ちにさせることもあるんだよ・・・・。
「カオちゃん・・・・。カオちゃんに連れてって欲しい・・・・。僕・・・・。」
「芳人。・・・・・いつか必ずな。」
「カオちゃん・・・・・。」
こんなにしつこく甘えるの、カオちゃんは嫌かもしれないのに。
気持ちが止まらない。
どうしても、カオちゃんと一緒にいたくって。
カオちゃんも、ちょっと辛そうに僕を見た。
「カオちゃん・・・・だいすきなの。・・・カオちゃんがだいすき。」
「うん・・・わかってる。・・・・じゃな、芳。」
「うん・・・・・・。」
カオちゃんにぎゅって抱きしめられて、すぐに離れた。
僕に、カオちゃんのあったかさがちょっとだけ移って、すぐに消える。
目の前で閉まる玄関。
つらくって、カオちゃんにいつまでもすがっちゃって・・・・・。
玄関を思い切り開けた。
廊下の向こうにカオちゃんの後姿。
「カオちゃん!ばいばい!」
カオちゃんは、手だけで返してくれる。
振り向かない、背中が辛くって、無意識に走り出した。
「カオちゃん!」
カオちゃんのところまで、廊下を走る。
びっくりしたカオちゃんに、抱きついた。
「芳・・・・・。お前、裸足で・・・・・。」
「カオちゃん・・・カオちゃん・・・・・。」
カオちゃんの困ったような声。
でも・・・僕・・・・・。
僕の足が地面につかないように、抱きしめていてくれるカオちゃん。
その頬を両手でつつんだ。
「・・・もう1回だけ、キスして?」
「ああ。」
カオちゃんの優しい顔。
それから、優しいキス。
「また来るから。」
「うん・・・・。ごめんなさい、カオちゃん・・・・。」
しつこくして。
困らせて。
でも、こんなに僕は・・・・カオちゃんを好きなんだ・・・・・。
「バカ。」
カオちゃんの声。
顔を上げたら、またキスしてくれた。
「謝るな。・・・・・ん?」
「うん・・・・・。」
「じゃな。」
「うん・・・・・。ばいばい、カオちゃん。」
「ああ。」
僕をそっと下ろして、カオちゃんは帰っていった。
僕は、しばらくその場から動けずにいた・・・・・。
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