妄想限界  薫×芳人28
オリジナルBL小説でございます。 同性愛の内容全開です。 不快になられる方はご覧にならないようお願いいたします。
妄想限界 
薫×芳人28
2007-11-02-Fri  CATEGORY: 長編
今度目を覚ました時、カオちゃんは隣にいた。
僕に添い寝して、僕を見ていてくれた。
「・・・・カオちゃんだ。」
「ああ。・・・・痛くないか?」
「へへ。・・・・うんっ。カオちゃんっ。」
カオちゃんのたくましい胸にくっついた。
「お前が寝てるときに、病院から電話あったぞ?」
「え?・・・何て?」
カオちゃんを見たら、ゆっくりキスしてくれた。
「今日は病欠ですかって言ってたから、そうですって言っといた。」
「あー・・・・。ありがと、カオちゃん。」
はー・・・。
なんだかよかったのか悪かったのか・・・・・。
ため息をついたら、カオちゃんが僕の背中をなぜた。
「なんだ?オレ、なんかやっちまったか?」
「あ、ううん。・・・じゃなくて、僕、クビかもって思って・・・・・。」
最初は広くて嫌だったこの部屋。
でも、カオちゃんとの思い出がたくさんできたから、できたら引越したくない。
「クビ?まさか。」
「だといいけどぉ〜。」
「お前、本当に具合悪かっただろ。」
胸から響いてくるカオちゃんの低い声。
「・・・うん・・・まあ。・・・・でも、平気だよ?・・・いつものことだし。」
「いつもって何。」
あ・・・・・。
うん・・・・。
誰にも言ったことがない、弱さ。
それを言っても大丈夫なのかな・・・・・。
カオちゃんは、僕のそういうところ、重くないかな・・・・・。
「何だよ、言えよ。・・・・うそつくな。」
カオちゃんは、僕の思考回路なんてお見通しで。
知らず知らず嘘をつこうとしていた僕を見抜いた。
カオちゃんの手が、僕の髪をなぜてくれて・・・・。
優しい手つきに、僕はすべてを忘れそうになっちゃうよ・・・・・。
「芳人。・・・・・何が心配だ?」
「え?」
カオちゃんを見上げた。
真面目な顔。
「何って?」
「オレの反応を心配してんだろ?・・・・オレに嫌われるとか。」
「・・・・・・・うん・・・・・。」
カオちゃんは、うなずいた僕の頬を指で辿ると、キスした。
「オレは十分芳人を知ってるつもりだ。・・・・・気持ちは変わらないよ。」
「・・・・カオちゃん。ありがと。・・・・でも・・・・。」
「ん?」
「でも、カオちゃんの知らない僕だったら?・・・・それでもカオちゃんは何も思わない?」
幻滅するかもしれない。
苦手だと思うかも。
カオちゃんは、僕を見てちょっと笑うと、こう言った。
「芳人は色々考えすぎだ。・・・・変わらないよ。そんなことじゃ。」
それから、おでこに、とても優しいキスしてくれて・・・・。
「カオちゃあん・・・・。だいすき。だいすきっ。」
カオちゃんへの気持ちが溢れ出して、どうしようもない。
「カオちゃん、いないと、僕すごく寂しいの。・・・・だから・・・・・。」
カオちゃんに抱きつきながら言ったら、カオちゃんも僕を抱きしめた。
「分かってるよ。・・・芳・・・・。」
「んっ・・・・・。」
カオちゃんの口付け。
暖かくて、我を忘れちゃう。
「話してみろよ。・・・・オレを信じろ。」
「うんっ・・・・・・。」
ちゅって僕からキスして、打ち明けた。
ストレスにとても弱くて、すぐに戻しちゃうことを。
そしたら、カオちゃん・・・・・。
僕を優しく抱きしめて、髪をなぜながらこう言ってくれた。
「・・・辛かったな。・・・・・オレが支えてやる。」
「・・・っカオちゃあん・・・・・・。」
カオちゃんが、僕を好きでいてくれることを、僕はカオちゃんからこんなに伝えてもらっている。
だから、カオちゃんといると幸せなのかな・・・・・。
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