「ちょっと待ってよ!もう?」
「・・・・それが目的なんだろ?・・・・抵抗するなよ。」
少しでも似てれば・・・・・。
少しでも面影があれば・・・・・・。
バーで声を掛けてきた男を、トイレの壁に押し付けて、身体の中をうねる欲求を容赦なくぶつけた。
少しでも似てれば・・・・・。
少しでも・・・・・。
身体がすっきりしても、胸に詰まったコレは、消えそうになかった。
どこにいても俺は、面影を探す。
一度しか会ったことのないあの人を、忘れられない。
色白の、優しそうな表情。
小柄な身体。
微笑むためにあるような、茶色の瞳。
恋に落ちた自分を自覚したのは、初めてだった。
「片思いー?おまえが!?」
会社帰りに立ち寄ったバーで、本庄が驚いて俺を見た。
「・・・そうだよ。・・・・・そんなに意外かよ。」
黒いテーブルに、ライトが反射して美しい。
スツールに腰掛けると、丁度よい高さのテーブルに、肘をついて酒を飲み干した。
「あ、いや・・・・・。」
本庄はもごもごと言うと、ため息をついた。
「で、どこの誰?」
「・・・・知らね。」
カウンターの向こうには、年老いたマスターが丁寧に酒を作っている。
小さい飲み屋だけど、マスターの作る酒が美味くて、俺のお気に入りなんだ。
「・・・・・はあ?・・・なんだソレ?」
本庄はグラスを手に持つと、俺を見た。
「一度しか会ってないし。・・・・・どこに住んでるかさえ知らない。」
さっと差し出された、新しい酒。
作りたてを一口飲んで、やっぱり俺の味覚は正しいと実感した。
思わず漏れたため息。
ふと、俺の隣に座ったやつが、俺のことを誘ってるのがわかった。
俺を見る視線。
少しでも似てれば・・・・・。
少しでも面影があれば・・・・・。
「で、お前はどうすんの?」
本庄が俺を、現実に引き戻した。
あの人のことで一杯になっていた頭が、少し冷静になる。
「・・・・・どうするかな。・・・・けど俺はあきらめの悪い男なんだ。」
もう一度会いたい。
会えたなら、すぐに話しかける。
まずは俺のことを認識してほしい。
「ははっ。」
笑った本庄が酒を飲んだ隙に、隣のヤツに目で断った。
よく見なくったって、どこも似ていない。
面影なんかない。
俺の中のあの人は、ただ一人しかいない・・・・・。
「・・・・それが目的なんだろ?・・・・抵抗するなよ。」
少しでも似てれば・・・・・。
少しでも面影があれば・・・・・・。
バーで声を掛けてきた男を、トイレの壁に押し付けて、身体の中をうねる欲求を容赦なくぶつけた。
少しでも似てれば・・・・・。
少しでも・・・・・。
身体がすっきりしても、胸に詰まったコレは、消えそうになかった。
どこにいても俺は、面影を探す。
一度しか会ったことのないあの人を、忘れられない。
色白の、優しそうな表情。
小柄な身体。
微笑むためにあるような、茶色の瞳。
恋に落ちた自分を自覚したのは、初めてだった。
「片思いー?おまえが!?」
会社帰りに立ち寄ったバーで、本庄が驚いて俺を見た。
「・・・そうだよ。・・・・・そんなに意外かよ。」
黒いテーブルに、ライトが反射して美しい。
スツールに腰掛けると、丁度よい高さのテーブルに、肘をついて酒を飲み干した。
「あ、いや・・・・・。」
本庄はもごもごと言うと、ため息をついた。
「で、どこの誰?」
「・・・・知らね。」
カウンターの向こうには、年老いたマスターが丁寧に酒を作っている。
小さい飲み屋だけど、マスターの作る酒が美味くて、俺のお気に入りなんだ。
「・・・・・はあ?・・・なんだソレ?」
本庄はグラスを手に持つと、俺を見た。
「一度しか会ってないし。・・・・・どこに住んでるかさえ知らない。」
さっと差し出された、新しい酒。
作りたてを一口飲んで、やっぱり俺の味覚は正しいと実感した。
思わず漏れたため息。
ふと、俺の隣に座ったやつが、俺のことを誘ってるのがわかった。
俺を見る視線。
少しでも似てれば・・・・・。
少しでも面影があれば・・・・・。
「で、お前はどうすんの?」
本庄が俺を、現実に引き戻した。
あの人のことで一杯になっていた頭が、少し冷静になる。
「・・・・・どうするかな。・・・・けど俺はあきらめの悪い男なんだ。」
もう一度会いたい。
会えたなら、すぐに話しかける。
まずは俺のことを認識してほしい。
「ははっ。」
笑った本庄が酒を飲んだ隙に、隣のヤツに目で断った。
よく見なくったって、どこも似ていない。
面影なんかない。
俺の中のあの人は、ただ一人しかいない・・・・・。
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