結局、今日のすべてのお仕事が終わったのは、いつもよりも1時間オーバー。
とぼとぼ歩いてお家に戻りながら、なんだか惨めな気持ちで一杯になっていった。
助手のお仕事は、教授や助教授から頼まれた細かい雑務と、事務関係。
幸い、僕はまだ講義は担当しなくてよかったからいいものの・・・・・。
デスクワークが一杯で、僕が苦手な電話が一杯で。
泣き出したい気持ちで、今日を何とか乗り切った。
そりゃあね・・・・。
お仕事がうんと大変になった分、お給料は今までの倍以上だよ?
でも、カオちゃんとの時間はそれには変えられないじゃない。
ひどい。
僕みたいな人間にとって、お金は大事じゃないの。
本当にその日生きていくだけの食料と、そして、カオちゃんがいてくれさえすれば、それで幸せだから。
ご飯をまともに食べてないせいで、力が入らない腕で、家の玄関のドアを押した。
「・・・・ただいま・・・・・・。」
はあ。
疲れた。
もうベッドに行きたい。何もしたくない。
気分だって、最悪。
ノロノロと靴を脱いで、居間に入った。
「芳!お帰り。忙しかった?」
って、カオちゃんの声。
顔をあげたら、キッチンでカオちゃんが食事の支度をしていて・・・・・。
さわやかな笑顔に、きゅん、ってなった。
僕の中の、弱音や愚痴がどんどん沸きあがる。
甘えたい。
あの胸に飛び込みたい。
「カオちゃ・・・カオちゃ・・・・・・。」
子供が母親の胸に飛び込むように、僕はカオちゃんの胸に飛び込んだ。
「おいおい、どうした?嫌なことでもあったのか?」
優しいカオちゃんの声。
すぐに僕を抱きしめてくれる、力強い腕。
カオちゃんの匂いがして、わけもなく涙が溢れてきた。
「芳?何?どうした?ん?」
泣きじゃくる僕に、カオちゃんも困ってるのがわかる。
でも、でも、もう止まらない。
もう我慢なんかできないの。
今日がとても辛かったから。
「・・・・・・カオちゃ・・・・・・。っく・・・・・。カオちゃ・・・・。」
涙が止まらない。
そんな僕のことを、カオちゃんは優しく抱きしめていてくれた。
優しい手つきで、僕が落ち着くまでずっと髪をなぜていてくれた・・・・・。
とぼとぼ歩いてお家に戻りながら、なんだか惨めな気持ちで一杯になっていった。
助手のお仕事は、教授や助教授から頼まれた細かい雑務と、事務関係。
幸い、僕はまだ講義は担当しなくてよかったからいいものの・・・・・。
デスクワークが一杯で、僕が苦手な電話が一杯で。
泣き出したい気持ちで、今日を何とか乗り切った。
そりゃあね・・・・。
お仕事がうんと大変になった分、お給料は今までの倍以上だよ?
でも、カオちゃんとの時間はそれには変えられないじゃない。
ひどい。
僕みたいな人間にとって、お金は大事じゃないの。
本当にその日生きていくだけの食料と、そして、カオちゃんがいてくれさえすれば、それで幸せだから。
ご飯をまともに食べてないせいで、力が入らない腕で、家の玄関のドアを押した。
「・・・・ただいま・・・・・・。」
はあ。
疲れた。
もうベッドに行きたい。何もしたくない。
気分だって、最悪。
ノロノロと靴を脱いで、居間に入った。
「芳!お帰り。忙しかった?」
って、カオちゃんの声。
顔をあげたら、キッチンでカオちゃんが食事の支度をしていて・・・・・。
さわやかな笑顔に、きゅん、ってなった。
僕の中の、弱音や愚痴がどんどん沸きあがる。
甘えたい。
あの胸に飛び込みたい。
「カオちゃ・・・カオちゃ・・・・・・。」
子供が母親の胸に飛び込むように、僕はカオちゃんの胸に飛び込んだ。
「おいおい、どうした?嫌なことでもあったのか?」
優しいカオちゃんの声。
すぐに僕を抱きしめてくれる、力強い腕。
カオちゃんの匂いがして、わけもなく涙が溢れてきた。
「芳?何?どうした?ん?」
泣きじゃくる僕に、カオちゃんも困ってるのがわかる。
でも、でも、もう止まらない。
もう我慢なんかできないの。
今日がとても辛かったから。
「・・・・・・カオちゃ・・・・・・。っく・・・・・。カオちゃ・・・・。」
涙が止まらない。
そんな僕のことを、カオちゃんは優しく抱きしめていてくれた。
優しい手つきで、僕が落ち着くまでずっと髪をなぜていてくれた・・・・・。
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