医局長から目を離して、カオちゃんのことを思い出したとたん、それに気づいた。
「あの、あの、これまでと仕事は変わるんですか?」
医局長を見たら、平然と言った。
「そりゃあ、まあ、少しは変わるよ。診療だけじゃなくてさ。色々とね。」
「あの、勤務時間とかは、どうなるんですか?」
「基本的には、今までと同じシフト制だけど。授業を受け持ってもらうようになると、帰りは遅くなるよね。もちろん、講義と夜勤が同じ日だってあるし。」
ガ−ン・・・・・・・。
それ、とっても大事なことなのに。
今以上忙しくなったら、僕、カオちゃんに全然会えなくなっちゃう!
そう思ったら、目の前がウルウルしてきた。
ないちゃダメ!って頑張って堪える。
「その代わり、給料はだいぶあがるから。期待していいよ。」
まるで、それだけがいいことみたいに医局長はそう言って、話は終わった。
近々契約書を書いて、10日後から大学に籍が移るって・・・・・。
部屋を出て、廊下を歩きながら、今言われたことが信じられなくて、ただただ歩いていた。
何で僕が・・・・・・。
僕、お仕事、嫌いなのに。
これ以上忙しいなんて・・・・・・。
絶対に嫌なのに。
泣いちゃいそうなのを、ぐっと我慢して、屋上に出た。
いつもの僕の特等席に座って、ずっとずっと考えてた・・・・・・・。
「あれ?藤井先生?」
ぼんやりしていた僕の耳に、その声がした。
いつもぼんやりしている時は、回りの声とか音とか全然聞こえないから、ぼんやりとぼんやりの合間だったのかも。
振り返ろうとしたら、隣に狩野君が来た。
「何やってんすか。・・・・まだいたの?」
狩野君はかっこよくタバコを吸いながら、僕の隣にしゃがみこんだ。
「・・・・・うん。・・・・・ちょっと。」
医局長との話を、どうしても上手に紛らわせなくて、つまり、お仕事が増えるのがどうしても嫌で・・・・・。
どうやっても、いいお話だなんて思えないの。
第一、 僕にあんなお仕事が勤まるのかな・・・・・。
「何。へこんでますね。さては。」
「・・・・・うん・・・・・・。」
「あの、あの、これまでと仕事は変わるんですか?」
医局長を見たら、平然と言った。
「そりゃあ、まあ、少しは変わるよ。診療だけじゃなくてさ。色々とね。」
「あの、勤務時間とかは、どうなるんですか?」
「基本的には、今までと同じシフト制だけど。授業を受け持ってもらうようになると、帰りは遅くなるよね。もちろん、講義と夜勤が同じ日だってあるし。」
ガ−ン・・・・・・・。
それ、とっても大事なことなのに。
今以上忙しくなったら、僕、カオちゃんに全然会えなくなっちゃう!
そう思ったら、目の前がウルウルしてきた。
ないちゃダメ!って頑張って堪える。
「その代わり、給料はだいぶあがるから。期待していいよ。」
まるで、それだけがいいことみたいに医局長はそう言って、話は終わった。
近々契約書を書いて、10日後から大学に籍が移るって・・・・・。
部屋を出て、廊下を歩きながら、今言われたことが信じられなくて、ただただ歩いていた。
何で僕が・・・・・・。
僕、お仕事、嫌いなのに。
これ以上忙しいなんて・・・・・・。
絶対に嫌なのに。
泣いちゃいそうなのを、ぐっと我慢して、屋上に出た。
いつもの僕の特等席に座って、ずっとずっと考えてた・・・・・・・。
「あれ?藤井先生?」
ぼんやりしていた僕の耳に、その声がした。
いつもぼんやりしている時は、回りの声とか音とか全然聞こえないから、ぼんやりとぼんやりの合間だったのかも。
振り返ろうとしたら、隣に狩野君が来た。
「何やってんすか。・・・・まだいたの?」
狩野君はかっこよくタバコを吸いながら、僕の隣にしゃがみこんだ。
「・・・・・うん。・・・・・ちょっと。」
医局長との話を、どうしても上手に紛らわせなくて、つまり、お仕事が増えるのがどうしても嫌で・・・・・。
どうやっても、いいお話だなんて思えないの。
第一、 僕にあんなお仕事が勤まるのかな・・・・・。
「何。へこんでますね。さては。」
「・・・・・うん・・・・・・。」
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