医局長の部屋は、古い応接セットと、机と、膨大なカルテの山で一杯だった。
汚い部屋が、医局長がすごく忙しいってことを語ってるみたいな・・・・そんな感じ。
薄暗い部屋は、朝なのに蛍光灯がついている。
それなのに、薄暗いなんて、よっぽどの日当たりなんだよね。
医局長は、ドアが完全に閉まるのを確認してから切り出した。
「実はね、あ、座って。」
あごで、応接セットに座るように言われた。
「・・・・はい。」
医局長も、僕に向かい合うようにして腰掛ける。
古い椅子は、なんだか変な座り心地で、一旦奥まで腰掛けちゃうと、もう立てないような気がして、浅く腰掛けた。
「藤井君を、救急部の助手に推薦したから。」
まっすぐに目と目を見て、そんなことを言われて。
え?
でも、意味がわからなくて、頭にはてなマークが浮かんだ。
「・・・・・えと。」
「あ、そうか、よく知らないか。」
医局長は僕の反応を見て、そう言った。
「医学部の話だよ。・・・・医学部の救急部ってのがあるんだけど。まあ、表だってはそれほど仕事もないような部署なんだけど。一応このERを統括して、規則や予算などを組んでいる、プラス、学生の授業を週に2回受け持ってる。・・・・そこにね、助手が必要になったんだ。それに藤井先生を推したんだよ。」
・・・・・。
ごめんなさい、先生、頭が真っ白です。
とはいえなくて、でも、すっごくびっくりしちゃって、動揺が広がる。
頭がぐるぐる、ぐるぐる回って、本当に何にも考えられなくて。
ええと・・・・・。
それって・・・それは・・・・ええっと・・・・・。
しばらく頭の中で色々考えて、まず最初に浮かんだ疑問は、とっさに口を突いて出た。
「どうして僕?」
渡辺先生も、矢部先生もいるのに。それに、狩野君だって桜井先生だって。
「渡辺先生はご家庭の事情で、教職には就けないことになってる。・・・矢部先生には助教授をお願いしてる。まあ、簡単に言えば、年功序列だよ。桜井君に任せるには、ちょっと不安だしね。」
さらりとそう言って、僕は両肩がずん・・・って重くなった気がした。
「あの・・・・・・。」
「ん?」
「・・・・決定・・・・なんですか?それって?」
頭が回っていないのに、事情が飲み込めちゃうって言う不思議。
総合すると、僕意外に適当な人がいなくて、僕は断れないような、そんな予感がしたの。
「まあ、そうだね。藤井君にも何か事情があれば別だけど。・・・そうなると、外部募集ってことで、まあ、決定に相当時間がかかるから。何か断る理由があるかい?」
伺うように聞かれて、力なく首を横に振った。
いやな予感が的中。
僕、そんな責任あるポジション、嫌だよう!
でも断れなくって・・・・・どうしよう・・・・・・。
カオちゃあん・・・・・・。
汚い部屋が、医局長がすごく忙しいってことを語ってるみたいな・・・・そんな感じ。
薄暗い部屋は、朝なのに蛍光灯がついている。
それなのに、薄暗いなんて、よっぽどの日当たりなんだよね。
医局長は、ドアが完全に閉まるのを確認してから切り出した。
「実はね、あ、座って。」
あごで、応接セットに座るように言われた。
「・・・・はい。」
医局長も、僕に向かい合うようにして腰掛ける。
古い椅子は、なんだか変な座り心地で、一旦奥まで腰掛けちゃうと、もう立てないような気がして、浅く腰掛けた。
「藤井君を、救急部の助手に推薦したから。」
まっすぐに目と目を見て、そんなことを言われて。
え?
でも、意味がわからなくて、頭にはてなマークが浮かんだ。
「・・・・・えと。」
「あ、そうか、よく知らないか。」
医局長は僕の反応を見て、そう言った。
「医学部の話だよ。・・・・医学部の救急部ってのがあるんだけど。まあ、表だってはそれほど仕事もないような部署なんだけど。一応このERを統括して、規則や予算などを組んでいる、プラス、学生の授業を週に2回受け持ってる。・・・・そこにね、助手が必要になったんだ。それに藤井先生を推したんだよ。」
・・・・・。
ごめんなさい、先生、頭が真っ白です。
とはいえなくて、でも、すっごくびっくりしちゃって、動揺が広がる。
頭がぐるぐる、ぐるぐる回って、本当に何にも考えられなくて。
ええと・・・・・。
それって・・・それは・・・・ええっと・・・・・。
しばらく頭の中で色々考えて、まず最初に浮かんだ疑問は、とっさに口を突いて出た。
「どうして僕?」
渡辺先生も、矢部先生もいるのに。それに、狩野君だって桜井先生だって。
「渡辺先生はご家庭の事情で、教職には就けないことになってる。・・・矢部先生には助教授をお願いしてる。まあ、簡単に言えば、年功序列だよ。桜井君に任せるには、ちょっと不安だしね。」
さらりとそう言って、僕は両肩がずん・・・って重くなった気がした。
「あの・・・・・・。」
「ん?」
「・・・・決定・・・・なんですか?それって?」
頭が回っていないのに、事情が飲み込めちゃうって言う不思議。
総合すると、僕意外に適当な人がいなくて、僕は断れないような、そんな予感がしたの。
「まあ、そうだね。藤井君にも何か事情があれば別だけど。・・・そうなると、外部募集ってことで、まあ、決定に相当時間がかかるから。何か断る理由があるかい?」
伺うように聞かれて、力なく首を横に振った。
いやな予感が的中。
僕、そんな責任あるポジション、嫌だよう!
でも断れなくって・・・・・どうしよう・・・・・・。
カオちゃあん・・・・・・。
| ホーム |



