妄想限界  20080704
オリジナルBL小説でございます。 同性愛の内容全開です。 不快になられる方はご覧にならないようお願いいたします。
妄想限界 
褌葵×稜 1
2008-07-04-Fri  CATEGORY: 長編
最近、僕、春田綾は悩んでる。

僕は、高校の先生だ。この春で2年目の、会社で言えばまだ新人の部類に入るけれど。
数学を受け持って、ずっとあこがれてた教師という仕事に夢中になっていた僕に、生徒たちもなついてくれている。と信じたい。
僕の勤務している高校は、県下無類の進学校で生徒の99%は大学進学を目標としている。
その中で、必須5教科にはいる数学の先生となって責任も重大だ。
まだ担任こそ持っていないけれど、立派に副担任として頑張ってるつもりだ。
生徒の指導もそれなりにこなしているつもり。
だけど、あの生徒だけはどうしていいものか、本当に分からない。

「先生。」
ほら。まただ。
放課後の補習授業が終わって、職員室へ帰る途中で僕を呼ぶ声に立ち止まった。
こんな時は教師として、無視を決め込むわけにもいかない。
内心を押し隠して、作り笑顔で振り向いた。
「どうした?」
やっぱり。
あの生徒だろうと予想した通りの男子生徒がそこに立っていた。
「先生。」
「何だ?」
僕の前に歩み寄って、僕を見下ろした。
最近の高校生は発育がよくて本当に困るよな。
僕だって標準体型だと思うんだけど、この生徒はまるでモデルかスポーツ選手かってくらい背が高いし、それに腕っぷしもよさそうだ。
「わかんないところがあるんですけど。」
「・・・・どこ?」
そう言われちゃ放っておくわけにはいかない。なんてったって、僕は数学の先生なんだから。
僕は、持ってた教科書の、今日授業したところを繰った。
必死で教科書を繰ってたその教科書を彼はその手で遮った。
「・・・・・あとで先生のとこ行っていいですか。」
「ああ、そうしてくれるかな。・・・今日は会議があって。」
「はい。」
「じゃ。」
言って、笑う彼に背を向けて、僕は再び職員室へ向かった。
こんな風に僕をいつも呼び止める彼。
桐生褌葵。




こんにちわ!いつも当ブログを訪問してくださって、ありがとうございます!

今回からは、かなり前に書いた褌葵と稜ちゃんものにすることにしました。

昔に書いたきりだったので、ちょっと恥ずかしいかもです。


では、これからもよろしくお願いします!

すこ


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